エディタ論議
海賊と忍者: EmacsあるいはVi? (yebo blog)
おもしろい比喩だなあ。確かに RMS は(イメージ上の)海賊っぽい。
しかし、カーソルキーや HOME/END キーでカーソル移動、Shift+V でビジュアル行選択ができる Vim じゃないと仕事ができない私は、忍者ですらない軟弱者のいっぱんじんです。Happy Hacking Keyboard ? カーソルキー付いてないじゃん。不良品?(←問題発言)
UNIX の、近年では主に Linux 上のエディタについては長年にわたる熱き議論が交わされてきた。私も 10数年前に HP-UX を初めて触ったとき、標準の vi があまりに貧弱すぎて、頭に来て emacs (Mule) をコンパイルして使っていたので、当時は vi は emacs をコンパイルするまでの「つなぎ」のエディタくらいにしか思っていなかった。
emacs も LISP コードが変態的すぎて、美しさ的な何かもあまりに度が過ぎると、人間の理解力を越えて行ってはいけない方向に行ってしまった、みたいな感じがしていた。マクロは便利だけど深みにはまりたくないとも思っていた。
大学時代に初めて「テキストエディタ」という概念を知った。計算機科の学生でない限り UNIX などという OS は手も足も出なかったので、当時の普通の学生はみんな PC-9801 で MS-DOS を使っていた。
MS-DOS 時代に使っていたのは、バイト先で教わった MIFES というエディタだった。ファンクションキーでカット&ペーストできることに感動した。
MIFES は高かったのだが、やがて Vz エディタという安い製品が出て、こちらに乗り換えた。Vz は MS-DOS に「常駐」させることができて、Shift + Return だったか何かでいつでも上がってきた。サイズも小さかったので、FDD に入れて起動ディスクとして必要最小限の環境として作ることもできた。
Windows 3.1 の時に「秀丸エディタ」を購入した。当時は 16bit 版だったが、Windows 95 の時代に 32bit 版に進化した。Vz の作者が Wz というエディタをリリースしたり、MIFES for Windows というバージョンも出たが、どちらも DOS の環境で練り込まれすぎたのか、いまいち Windows の流儀にフィットしておらず、使いにくかった記憶がある。「秀丸エディタ」は Windows 98, NT4.0, 2000, XP とずっと使っている。この先 Vista になったときまで使うかはわからない。
さて、自宅では3年近く前から Mac OS X になったのだが、Mac 環境は使いやすく、日本語がちゃんと使え、等幅フォントをサポートしたテキストエディタが少なかった。ある日、「CotEditor」というソフトウェアに出会い、ようやく Mac での流浪の旅が落ち着いた。CotEditor は全くのフリーソフトだが日本人が作成しただけあって一番日本語が扱いやすい。今年、ようやく 1.0 としてリリースされた。Mac 上でテキストファイルを扱うことは確かに少ないので、当分コレをつかうと思う。
一方、Linux サーバ上では vim に出会ってからずっと vim で来ている。長時間のソフトウェアのコーディングには emacs のほうがいいのかもしれないが、プログラマではなく /etc/ 以下の設定ファイルをいじるのがほとんどなので、標準でインストールされる vim を使う。RedHat / CentOS 系では vim-enhanced というパッケージを追加インストールしないと Shift-V を使っての行選択 (Visual Mode) が使えないので、納品するサーバにもいつも入れてしまっている。現場でもビジュアルな行範囲選択とカット&ペーストができるかどうかによって、作業効率がまったく異なるからだ。vim もちゃんと .vimrc を書いてあげれば EUC や UTF-8 のテキストを自動判別して日本語の表示もできるので助かっている。
ただし、「Vi 萌え」ではないので Windows や Mac では Vi は使っていない。GUI インターフェースは文化なので、エディタも OS の操作性を合わせるべきというのが持論。異なる文化のエディタを OS に持ち込んでもどうにも違和感が残る。
さて、Linux を GUI で使うときはどうするか? 答え: ターミナル内で vim 使います。Gnome エディタを使ってみたけど、なんかイマイチなんだよね。なぜかはわからない。
あぁまた書きすぎたか。思い入れがある道具は話が長くなるね。
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