何度か blog や日記に書いたことがあるが、私は過去に1週間で2回携帯を亡くしたことがある。そのため、人がなんといおうがネックストラップで首から提げていないと落ち着かない。
iPhone 3G→3GS までは avenue-d Leather Sleeve for iPhone 3G を使っていた が、iPhone 4 では形状が変わったため、合わなくなってしまった。iPhone 4 用の似たような条件でストラップがつけられるケースを探し回ったのだが、どうにも見つからない。そもそもネックストラップで iPhone を首から提げるという行為が流行らないのかもしれない。まるで 割れやすいガラス板のようになってしまった iPhone をいつまでも剥き出しで持ち歩く勇気はない。
「○○さん(私) は首からいろいろ下げすぎなんですよ」とよく言われる。(1) iPhone を提げ、(2) 会社のdocomoガラケーをぶらさげ、(3) オフィスの入退室ICカードを掛けるのがデフォルトであり、さらに顧客訪問時には (4) ネクタイを巻き、(5) 来客用のセキュリティカードも首に掛けておくこともある。何度か絡まって窒息しそうになった。通勤用の PASMO は腰ポケットに入れているが、パスケースに落下防止のチェーンがついている。首からも腰からもジャランジャラン状態。なんとかならないものか。
さて、そうはいってもネックストラップを諦めるわけにはいかないので、Dockコネクタにつけるタイプの製品と、一般的なハードケースを組み合わせることにした。
まずは TUNEWEAR Carbon look for iPhone 4。Amazon で購入。
ボタンについては十分な開口部を持っており、覆っていないところが気に入った。

シリコンタイプのケースだと、スリープボタンやボリウムボタンが覆われており、押したときの手答えがなくなってしまうものが多いが、ハードケースは強度があるため大きく開口している。

Dock コネクタ周りの切り欠きも広い。ただし操作性を重視しているせいか、正面パネルは一切保護されない。iPhone 4 は液晶パネルギリギリまで筐体サイズを落としてあるため、側面の出っ張りが縁の部分のタッチやスライドの操作の邪魔になりやすい。下向きに落下したときのために、せめて四隅だけでも出っぱっていればよいのだが。反面、操作は裸で使った感覚と同じで快適である。

Rix iStrap Dockコネクタ用ネックストラップ。こちらも Amazon で。オリジナルは伸びるゴムヒモのような頼りないものであり、コネクタ以外は Rasta Banana のネックストラップ と付け替えた。

というわけで完成状態。

Dock コネクタの強度は不安が残るので、取り扱いには気をつけよう‥‥。
2〜3日使ってみて、iPhone 4 の薄さを実感した。胸ポケットにiPhone +会社携帯を入れたときのかさばり具合がマシになりそうだ。

いずれ購入する予定はあったが、あまりの品薄や電波強度騒ぎがあったことと、オフィスの移転作業でそれどころではなかったので見送っていた。
7月末に前機種 iPhone 3GS の購入から1年を越え、iOS 4 へのアプリの対応も進み、「Retina Display 対応」の更新が続くころ、ソフトバンクオンラインショップで予約。ちょうど仕事が一段落ついたところで自宅に届いた。注文してから発送確認メールが来るまで 12日。銀座や渋谷のアップルストアでは最近までリードタイムが一ヶ月を超えていたようだから、ようやく生産が追いついてきたらしい。
オンラインショップでの機種変更は、電話番号の切り替えを自分でやる必要がある。切り替え作業は電話の自動応答か Web から行えるが、問題なのは 9:00〜19:00 までしか実施できないこと。番号の切り替えを行ってから SIM のアクティベーションを行う必要があるので、これをクリアしなければ何もできない。水曜日の昼に iPhone 4 が自宅に届いたのに、何もできず。しかし、この時間帯は間違いなく出勤中。さすがにそれだけのために予定していない半休を取るわけにもゆかないので、1時間早く出社して会社から切り替えを申し込んだ。
切り替え申請から 40分ほどして iPhone 3GS が圏外表示になり、iPhone 4 を再起動すると SoftBank の電波を掴むようになった。取り急ぎ iTunes でアクティベーションを実施したが、移項するための母艦は自宅の iMac なので、これ以上どうすることもできない。アドレス帳は空、アプリも標準のみ。メール設定も無線LAN設定もなし。始業時間を迎えると iPhone 4 の設定を行う時間などあるはずもなく、簡単ケータイ以下の設定状態のまま自宅へ持ち帰る。
3G → 3GS への乗り換えと同様に、3GS のバックアップを 4 へ復元したところ、元の環境が帰ってきた。アドレス帳、ミュージックライブラリ、無線LAN設定、メール設定とアーカイブ、アプリとその設定。これでようやく自分の端末になった。
3GS → 4 の変化を実感するのは、デザインでも速度でもフロントカメラでもなく、画面の解像度。縦横がそのまま2倍になると、これまでつぶれて読めなかった小さな文字が読めるようになった。特に、最近使っている Google Calender アプリ Refills で月予定画面の視認性が圧倒的に向上した。Twitter クライアントの文字サイズを最小にしてもストレスなく使える。ピンチイン・ピンチアウトをする場面も少なくなった。
一方で、高解像度に対するハードウェアのキャパが上がってしまったために、Retina Display に未対応のアプリの画質の荒さが見えてしまうようになった。地デジ対応テレビで DVD の映像を見るとジャギーやボケが見えてしまうのに近い。贅沢な悩みか。
3GS の方は、夏休みで退屈しており、猛暑で外に出るのもためらわれる娘たちの WiFi 端末になった。一月前までは 3G を使っていたからそれなりにグレードアップしたはず。
まだ HD動画、3D ジャイロスコープ、背面LEDフラッシュは試していない。4 のウリであるはずの FaceTime は、iPhone 4 で+相手側が WiFi で通信するための環境がないため試しようがない。自宅と会社の iPhone 4 ユーザでそのうちやってみよう。
WPtouch 2.0 のリリースを横目に見ながら、まだ WordPress 3.0 移行そのものもできていないため見送っていたら、WPtouch 1.9.16 なるバージョンがひっそりとリリースされていた。
パッチはほとんど前と変わらないが、一応作り直して こちらで公開。必要な方はご利用ください。
今年になって Apple を取り巻く話題は毎週のように飛び交い、ネタが尽きないが、直近の話題は iPhone 4 の電波強度問題である。どうにも話がややこしいので、自分なりに整理してみる。
- 2010/6/7: WWDC において (すでにリークされていたとおりの) iPhone 4 が正式発表される。このとき、iPhone 4 の周囲のアルミフレームが、アンテナを兼ねていることも Steve Jobs 自ら説明。
- 2010/6/14: iPhone 4 予約開始
- 2010/6/24: iPhone 4 発売
- 2010/6/24: 一部のユーザーが、iPhone 4 の持ち方によって急激にアンテナの本数が減少し、通話が切れることがあると報告し始める
- その後の調査で、本体左下のアルミフレームの切れ目を指で押さえることで、特に感度が下がることが ビデオ等で明らかになる。
- Steve Jobs が、直接問い合わせたユーザに、「どんな携帯でも持ち方で感度は変わる。気になるならケースを使ってくれ」という返信をしたことで、一部ユーザの反感を買う
- 2010/7/1: Steve Jobs とユーザの応酬が(よせばいいのに)エスカレートし、発表されてしまう。曰く:
Retire, relax, enjoy your family. It is just a phone. Not worth it.
(※少し落ち着け。家に帰って頭を冷やし、リラックスして家族と楽しめ。たかが携帯だ。騒ぐほどのことじゃない) ※1 (TechCrunch の記事より)
個人的な感想としては、iPhone 4 は相変わらず大人気で売れ続けているし、大事に使う人はもともとケースに入れているので気にならない様子。実用性をデザインで押し切った代表的なプロダクト。
で、個人的には Jobs が言った言わないなんてことはどうでもよくて、インフラ技術者としては Steve Jobs からのメールヘッダが丸々公開されたことが非常に興味深い。メールヘッダはそのメッセージが変遷した生ログそのものである。意図的に隠さない限り、社内のサーバ構成も見えてきてしまう。
このヘッダにはいくつか興味深い点がある。
Received: from relay14.apple.com (relay14.apple.com [17.128.113.52])
by mail-out3.apple.com (Postfix) with ESMTP id 676679AB7A09
for ; Tue, 29 Jun 2010 21:27:22 -0700 (PDT)
Received: from elliott.apple.com (elliott.apple.com [17.151.62.13])
by relay14.apple.com (Apple SCV relay) with SMTP id 35.55.22357.AA7CA2C4; Tue, 29 Jun 2010 21:27:22 -0700 (PDT)
Received: from [17.248.4.101] (wave-dhcp101.apple.com [17.248.4.101])
by elliott.apple.com
(Sun Java(tm) System Messaging Server 6.3-7.04 (built Sep 26 2008; 32bit))
with ESMTPSA id <0L4T00MEH8DKBM30@elliott.apple.com> for
jj@burfordadvertising.com; Tue, 29 Jun 2010 21:27:22 -0700 (PDT)
Subject: Re: No Fix
From: Steve Jobs
X-Mailer: iPhone Mail (8A293)
- “iPhone Mail (8A293)” は私の iPhone 3GS + iOS 4 のメーラーと同じバージョンなので、iPhone 4 ないしは iPhone 3GS で送信しているのは間違いない。
- 17.248.4.101 (wave-dhcp101.apple.com) は iPhone に付与された IP だろう。Received ヘッダは中継する度に上に追記されるので、一番下にある Received ヘッダはクライアントから最初の中継を示している。
- 17.0.0.0/8 は、Apple Computer Inc. に付与されたクラス A の IP である。
- wave-dhcp101 というホスト名から見て、(よっぽどひねくれていなければ)Steve Jobs を含む社内の 無線 LAN クライアント?にはグローバル IP が DHCP で付与されている可能性が高い。
- ヘッダ全体を眺めても、プライベート IP がどこにも出てこない。Apple 本社では NAT は使っていないのかもしれない。
- iPhone が最初に送信するメールサーバには Sun Java System Messaging Server (elliott.apple.com) なるものが使用されている。このプロダクトは、Solaris 9/10, RedHat Enterprise Linux AS3/4 が動作要件である。‥‥あれ? Mac OS X Server じゃないの?
- インターネット側の最終段のメールサーバ (mail-out3.apple.com) は Postfix。
というようにわかってくることがいくつもあるのだが、なにより グローバル IP を無線 LAN 用に DHCP でばらまいているということに衝撃を感じると共に、IPv4 枯渇してるんだから少しは返せよ!と IP貧乏国のひがみ的なオチとする。
iOS 4 の地味で、且つありがたいアップデートの一つに時刻同期機能がある。他の大きな機能追加に隠れてあまり知られていないようだが、以下の操作により内蔵の時計が正確に保たれる。
設定 > 一般 > 日付と時刻 を開いて「自動設定」をオン に変更。

数時間+数分ずらしてから自動設定を「オン」に変更したところ、1〜2秒で現在時刻が更新された。電車待ちのタイマーとして毎日活用しているので、これは大変嬉しい。au の携帯では当たり前だったのだが、ようやく実現された。これで以前のような 泥臭い作業 をせずに済む。
時刻同期が NTP を使っているのか、3G の電波信号によるものかは諸説あって不明。
ただし、iPhone 3GS では正確に合うのだが、iPhone 3G ではちょうど9時間ずれてしまうことがわかっている。タイムゾーンの処理にバグがあるのではないか。仕方がないので iPhone 3G では 自動設定を「オフ」にした。
※実は娘1号から「おとうさん、iPhone の時計がおかしいよ」と言われたことからこの機能が発覚。
UPDATE (2010/6/27): 機内モード「オン」、WiFi 「オフ」の状態でも時刻が同期することがわかった。機内モードがオフでも電波の受信だけはできるとすれば、3G 電波に乗っている時刻に合わせている可能性が高い。
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